箱スカ GT−R

箱スカは、歴代のシリーズの中で1968年から〜1972年まで販売されてたC10型のスカイラインです。そして、その内で1969年2月に4ドアと2ドアの最上位グレードに設定され、そのスペックは直列6気筒4バルブツインカム2000ccのエンジンを搭載。最高出力160馬力。最高速度200km/h。ゼロヨンでは16秒という当時としては驚異的な性能を誇ったGTーRが誕生しました。他のグレードのハコスカとの違いは、GTRは大きくなったタイヤサイズに対応するために、リヤのフェンダーのサーフィンラインがカットされてオーバーフェンダーがついているという点。
サーフィンラインとはボディー剛性を上げる為に折り目を入れるのですがそのスプラインをデザインしたものになります。他にもハコスカGTRでは、ウィンドウシールドをはじめ、ウィンドウガラスが、青色が付いた熱線吸収のものでは無く、また、もGTRの特徴です。さらに、走るために余分なものを取り除いたレースで勝つためのスカイラインの仕様となった。

スポンサード リンク

スポンサード リンク

箱スカGTRの進化

箱スカGT-Rが1969年にが誕生してから、同じ月にPC10型1800シリーズのスカイラインも発売されました。このシリーズは、ローレルに搭載されていた直列4気筒OHC1800ccのG18型をハコスカに移植したものです。1800スポーティデラックスにGTの装備を加えたスポーティSというグレードも設定されましたが、エンジンはシングルキャブのままでした。そして同年の10月にマイナーチェンジ。ハコスカの前期モデルの人気のスタイルだったワンピースグリルとなりました。さらに、その1年後、箱スカの後期の誕生です。2ドアのハードトップを1800シリーズ、さらに2000GTシリーズ(KGC10型)に追加となりました。GTRはセダンからハードトップへ変更されました。ハードトップはホイールベースを70mm短縮し運動性能を狙ったものでした。
この頃、負ければニュースになると言われたGTR黄金時代を築いた名車です。50勝目の栄冠を勝ち取った車GTRとしてさらに有名になり、箱スカという愛称も定着していました。

箱スカの魅力

最近ハコスカ聞いてピンとくる人は30代以上の方か車が大好きな人じゃないでしょうか?言わずと知れた、ニッサンの箱型スカイライン2000GT。心臓部にニッサンのL型エンジンを搭載した車種なので、チューンアップを好む方々からは今でも人気の車種です。足回りは、四輪独立懸架となっており、その当時では先進の足回りを採用していて、この四輪独立懸架の方式こそが、ハコスカをシャコタンした時に、後輪がハの字となり、リヤフェンダーにギリギリまでのタイヤを組んでいたものでした。その方法は今でもよく見かけますが、ハコスカがその先駆けだったのではないでしょうか。ハコスカは、スカイライン2000GTの後に、スカイライン2000GTRが誕生したのですが、GTRは最初からリヤフェンダーにオーバーフェンダーが装着され、エンジンの性能はレーサーそのもので、エンジン音が中速くらいからカン高くなり、アクセルレスポンスは最高のだったらしいです。この特徴こそが、きっと当時のGTRを好む方々のハートを鷲掴みにしたのですね。

スポンサード リンク

Copyright © 2008 GTーRは箱スカで決まり!